イシュタリアの研究

Ishtaria Lab

皮膚の基礎知識

皮膚の役割

一般に成人の皮膚の面積は畳一枚程と言われています。皮下組織まで含めると体の16%程もあり体の最も大きな臓器と言えます。皮膚の役割は体内のものを外に出さない。体内に異物を入れない。外部からの刺激(物理的刺激、病原菌、ウイルス、日光など)から守る。

体は皮膚のバリアによって守られているのです。

皮膚の構造

皮膚のメカニズム

まずは基本的な皮膚のメカニズムから解説していきましょう。 テレビCM等でよく耳にする「ターンオーバー」について解説します。表皮は外側から角質細胞層、顆粒細胞層、有棘細胞層、基底細胞層から成っています。表皮の下には真皮があり、真皮の下は皮下組織になります。表皮の一番底にある基底細胞が各段階の細胞に変化をし、角質細胞に変わり、最後は垢となって剥がれ落ちます。このサイクルをターンオーバーといいます。

ターンオーバー

ではターンオーバーはなぜ起きているのか。それは肌をより良い状態に保つ為です。皮膚は物理的刺激や外気や日光など様々な刺激に晒され常にダメージを受けています。ダメージを受けた細胞はより良い状態を保つために自ら死んでいきます。細胞が常に生まれ、常に死んでいくことにより皮膚は正常に保たれます。

ターンオーバーが正しく行われなければ皮膚は正常な状態を保てなくなります。

皮脂膜について

ターンオーバーの過程で顆粒細胞が角質細胞に変化する際に皮脂膜というものが必要です。皮脂膜が無いとターンオーバーが出来ないのでとても大切なものです。皮脂膜は皮膚を覆っていて、皮膚の表面から有棘細胞層の上部にまで存在します。皮脂膜が作られるのに必要なものは汗と皮脂と皮膚常在菌です。汗は毛穴にあるアポクリン腺という器官から出る濃い汗です。皮脂は毛穴にある皮脂腺から出てきます。

皮膚常在菌は皮膚に住み着いている菌で1,000種類相当いるとされていて、1 ㎠あたり数10万〜数100万いると言われています。

皮脂膜が作られる順序は以下です。まず皮膚常在菌が皮脂を分解します。その際に石鹸が作られます。石鹸が皮脂と汗を乳化させて出来るのが皮脂膜です。乳化とは界面活性剤(石鹸)により水と油が混ざり合うことです。先にも記述しましたが皮脂膜はターンオーバーに必要なものなので、肌を正常な状態に保つためにとてもとても重要なものです。

成分について

スクワレンとは

イシュタリアの特徴の一つであるスクワレンについて説明していきます。

皮脂膜の生成に必要な皮脂の主成分はスクワレンとオレイン酸です。この二つの成分は簡単にいうと油です。

皮脂成分中の割合はスクワレン10〜15%。オレイン酸30〜35%と言われています。この二つの成分だけで約半分の割合を占めています。

顆粒細胞が角質細胞に変化する際にこのスクワレンとオレイン酸が大きく関わるのでとても重要な成分なのです。

スクワレンはとても酸化しやすく、酸化抑制が難しいため今までの技術では配合が困難とされてきました。

酸化するとどうなるのか。天ぷらを揚げたあとの油の様に油臭くなる、変色する、粘り気が出るなど、化粧品に入っていて良いものではなくなってしまいます。ちなみに酸化されてない油は無臭です。いわゆる油臭いというのは酸化された油の臭いのことなのです。

イシュタリアの製品は特許技術によって酸化されやすいスクワレンを酸化が抑制された状態で高濃度に配合してあります。これはいままでの技術では出来なかったことです。

スクワレンとスクワランの違い

世界中の化粧品でよく使用されているスクワランと、スクワレンの違いについて説明していきます。スクワランはスクワレンが原料となって出来ていますがスクワレンとは全く違うものです。

スクワランは皮膚と皮脂膜に存在しないので実は肌に塗布しても意味はありません。ターンオーバーに必要なのはスクワレンです。スクワランでは顆粒細胞が角質細胞に成れずターンオーバーが出来ないので肌に塗布してもターンオーバーの促進にはつながらないのです。高いお金を払ってスクワランが高濃度に配合された化粧品を買ってもお金の無駄遣いをしているだけなのです。

合成界面活性剤とは

合成界面活性剤の説明の前に界面活性剤について説明します。

界面活性剤とは水と油を混ぜ合わせるものです。界面活性剤を使っていろいろなものを混ぜ合わせて化粧品は出来上がります。

合成界面活性剤とは石鹸以外の界面活性剤の全てのことです。(石油系、アミノ酸系、ポリグリセリン系、植物系など) 世界中で販売されている化粧品のほぼ全てのものには合成界面活性剤が使われています。

なぜイシュタリアでは合成界面活性剤を使わないのか。それは合剤界面活性剤が肌にとって悪の元凶だからです。

なぜ悪の元凶なのかを説明していきましょう。

合成界面活性剤はなぜ悪か

合成界面活性剤が入っている化粧品を使って起こることは大きく分けると2つです。

1. 異物を体内まで入れてしまう。
2. 細胞の機能を壊す。

その過程とそれによって起こることを簡単に説明します。

つまりは合成界面活性剤が入った化粧品を使うと肌トラブルが起こるのです。

では、なぜ合成界面活性剤が未だに世界中で使われているのでしょうか。

それは、規制がされてない、水と油を簡単に混ぜることができる、安価で扱いやすいなど、いろいろ理由はありますが、一番の理由はそれ以外の作り方がなかったからです。それならば石鹸を使えば良いのでは?

純粋な石鹸というのは製造の過程ですぐに酸化してしまうので扱いがとても難しいのです。

まとめ

イシュタリア製品の製造元であるノンレム化粧品(株)は特許技術によってオレイン酸を多く含む、酸化が抑制された状態の高濃度石鹸を開発しました。これを元にイシュタリアの製品は作られています。なので合成界面活性剤を全く使うことなく化粧品の製造が可能なのです。

前述で皮脂の成分で重要なのはスクワレンとオレイン酸と説明しました。この高濃度石鹸を使って製品を作っているのでスクワレンだけでなくオレイン酸も多く入っているのです。

肌の成分そのものを高濃度で配合しているのはイシュタリアだけです。石鹸を使った化粧品は皮脂膜が存在する範囲でのみ効果を発揮するので経皮吸収は全くありません。一般に30歳を過ぎると皮脂の分泌量は減っていきます。皮脂の分泌量が減ると皮脂膜が作れなくなるのでターンオーバーが正常に出来なくなります。30歳がお肌の曲がり角と言われるのはこの為です。

イシュタリアの製品には皮脂膜の生成に必要な成分をそのまま配合しているのでターンオーバーを促進します。年齢を重ねた方にこそ使って欲しい化粧品なのです。

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